--- ご報告 ---
NPO法人COMPASS代表理事 栖原曉が最後に公の場に姿を現したのは、2011年3月5日、北区赤羽会館で実施した「外国人のための専門家相談会」でした。その翌週11日に東北を大震災が襲いました。かねてから病気を患っていたものの、留学生をはじめとした在住外国人と接し、サポートし続ける現場で常に働き、活動することを貫いてきましたが、3月中旬に病状が急変し、入院、危篤状態となりました。その後、危篤状態を脱し、震災後も日本に在住する外国人の状況を心配し続けていました。しかし退院することは叶わず、7月20日帰らぬ人となりました。
栖原曉が最後の最後まで関わり続けたNPO法人COMPASS。亡くなられて3か月以上経ったにもかかわらず、事実を受け入れることができなかったCOMPASSは、ホームページを更新することができず『代表理事 栖原曉』のまま今日まできてしまいました。今も苦言を呈する栖原曉が私たちの活動を見ているような気がしてなりません。
明日、11月6日、新たな体制で「外国人のための専門家相談会」を荒川区で実施します。栖原曉の意思を引き継ぎ、COMPASS設立の目的達成のため、活動をさらに充実していくことを確認しました。
今後とも、NPO法人 COMPASSへの皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。
2011年11月5日
特定非営利活動法人 COMPASS役員一同